秋の入り口、まだ残暑が厳しい時期でした。当時0歳5か月のセキセイインコれもんの様子が明らかにおかしく、風邪をひいたのか、目がくぼんだようなげっそり感と、羽が抜け始めたのを覚えています。体重も5g減ってしまいました。
「鳥も診られる病院」で難儀していた経験から、「鳥を診られる病院」を調べ車を飛ばしました。インターネットで手軽に検索できる文化が急速に発達してきたおかげもあり、過去と同じ過ちを絶対に起こさない決意で鳥専門病院に向かいました。
嫌な予感
先生の非常に神妙な顔つきが忘れられません。
まずい状態だということが言葉がなくても感じ取れました。
「DNA検査をしないと何とも言えませんが・・何らかの感染症の疑いが高いです」と言われました。
その場でオウム病(鳥クラミジア症)、BFD(セキセイインコの雛病)、PBFDの3つのDNA検査を行いました。
当時のメモです。
■診察れもん: 10月6日
そのう→トリコモナス→治る。
糞→細菌が多い→抗生物質。
羽→PBFDの疑いがある→対処療法が必要かもしれない(DNA検査)
体力回復のためにも餌を食べさせる。完全に体力を失っていないうちに。
床に餌を撒く、24時間明るく、プラケースのまま。(ケージではなく保温用のプラケース)
35度でもいい
風邪のひどいものか?炎症止め、整腸剤、駆虫薬、カビ予防、肝臓保護、PBFD漢方を処方。
先生からのアドバイスのメモがこちら・・
・ケース内の温度は35度でもいいから、とにかく暖かくすること、
・明るくしていつでも餌が食べられるように。
・粉薬は水に溶いて手に付けてあげてもいい。
・体重が落ちなければ薬は置いてもよい。
・30㏄飲みきれなくてもいい。
・毎日取り換えること。
・他の水はダメ。
・まりんは接触させない!(同居のセキセイインコで0歳5か月のメス)
・PBFDだと家についているかも。感染症、消毒。
・しばらくお迎えは不可。
れもんの生命力
今思えば、この時が最も危険な状況でした。
目がくぼみ、羽が抜け元気がなくなってしまい・・・もう覚悟したのを覚えています。
この数日間はケースのそばで一晩中様子を看ていましたが、ぎりぎりのタイミングで薬が効いた様子で、・・・結果一命を取り留めることができました。
ほぼ24時間看護でしたので、緊張の連続・疲労困ぱいでしたが、カイヌシゲンキダシナ、と言わんばかりのれもんの生命力に心から感謝しました。
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