ペット全体の寿命は近年確実に延びています。
その理由として、
①ワクチンや駆虫薬の普及
②獣医療の進歩
③不妊・去勢手術の普及
④栄養学や食事の進歩
⑤しつけの向上と室内飼育の普及
⑥飼い主の意識の変化
があげられます。
ただし、インコ(小鳥)飼育の状況も同じ・・・ではなく、
「①ワクチンや駆虫薬の普及」については他のペットと大きく水をあけられています。
さらに、鳥類は外観からは老化が見分けにくいため、日々の健康観察が何より重要になります。
セキセイインコは7、8歳頃からが高齢期に入る年齢となります。
高齢期の環境整備として最低限のポイントがこちら。
①急激な温度・湿度変化にさける
②止まり木の位置や素材を工夫する
③放鳥などで運動不足を解消する
また、引き続き注意することとして
①換羽期のケア
②発情抑制
③日々の体重測定・糞点検などの健康観察
があげられます。
人間や他のペットと比較して最も意識したいのは、「小鳥は体調不良を隠す」ということです。
逆に、体調が悪そうな小鳥は、相当悪化していることになります。
・・そういう意味でも、各種ワクチンの普及は渇望されるところですが、まずは、飼い主のインコミュニケーションが何より大切です。
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