愛鳥さんが、テーブルやカーペットをツンツンついばむ行動をしませんか?
しかも、ちょっとやそっとではなく、がむしゃらに「延々と」「いつまでも」ツンツンしている愛鳥さんはいませんでしょうか?
うちでは、セキセイれもんがそれはそれは熱狂的についばみ行動を行います。
まさに職人技。
家族同士「今日もれもんはよく働くね」と声をかける日々です(笑)
ちなみに、そのついばむ場所には、とくに何も落ちていません。
なので、こぼれた何かを食べているわけではないのです。見れば見るほど不思議な行動なので私なりに考察してみました。
《地面をついばむ行動》について調べると・・
・元々の採餌行動として地面に落ちている小さな実や虫を探している
・砂を筋胃に取り込む仕草がそう見える
《カーペットをついばむ行動》として調べなおすと・・
・感触がよくて単なる遊びがエスカレートしている
と、このような感じです。
「うーん、本当にそうなのかな?」
やや疑問です。その理由は二つ。
一つ目は、他のインコはほぼやらない、やるのはセキセイれもんだけ・・という点。ウロコひすいはほとんどやりませんので、本能由来は少し違うかなあと思います。多くのインコ達がやるならわかりますが・・
二つ目は、遊びにしては尋常でない勢い、という点。まあ、遊びでも真剣に一生懸命遊ぶと、鬼気迫る場合があるのは人間でもよくある話ですが・・
何より、うちのセキセイれもんの行動をよーく観察して気づいたのですが、床やカーペットのような物理的な対象物というより、「特定の模様」に対して熱狂的についばむ行動をとっていることがわかったのです。
それは、「縞模様」です!
(縞模様の靴下、縞模様のクッション、テーブルも木目が縞模様に見えます)
模様を対象としているということから、本能や遊びの延長というより、後天的な学習によるものでは?・・と思い立ったのです。
ちなみに、縞模様の靴下には迅速に反応するので、放鳥時は我が家の要注意事項となっています。
もちろんシャツも同じです。縞模様に対して熱烈なついばみを行うのです。
残念ながら、何を学んだのか・・までは全くわかりませんが、遊びの延長や本能由来だけではなく、明らかに意思をもって何かを達成させるべく行動している・・と考えると一番しっくりいくのです。
《結論》
インコの熱狂的なついばみ行動に対して「後天的な学習によって何らかの目的を達成するべく意志を持った行動」という位置づけもできるのでは?ということを、ぜひ知見のひとつに加えていただけたら、と思います。