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インコの飼育本 テーマ別おすすめ!

選ぶときはいつも目移りします

インコ(小鳥)をジャンルとした飼育関連・情報関連の書籍についてのコーナーです。

気がつけば、今まで購入した書籍たちもそこそこの数になっていたので、これを機会に自分なりに5つのテーマ別に整理してみました。

(写真は愛読書たち)

「おすすめ!」と見出しをつけましたが、私が実際に購入して読んで感じた、あくまで個人の見解としてのおすすめですのでご了承ください。

今でも書籍を購入するときはいつも目移りします。誰かにすすめてもらいたいな・・という気持ちは大変よくわかります。

そこで、私の愛読書を次の目的別に分類してみました。


飼育全般が知りたい

インコ飼育全般の知識が広く網羅されていながら、初心者にも読みやすい一家に一冊系書籍です。

専門的にもっと知りたい

飼育のコツ、餌・病気など、インコ飼育をベースアップする意識高い系書籍です。

インコの気持ちが知りたい

インコの仕草や気持ちを図解や漫画で解説していて、どんどん読み進められるあるある系書籍です。

エピソードが知りたい

涙腺崩壊覚悟のエピソード集で、インコとの接し方が大きく変わるエモーショナル系書籍です。

野鳥や鳥類について知りたい

鳥の雑学、野鳥など、インコに限らないプラスワンナレッジ系書籍です。

※書籍の価格はすべて税抜きで紹介しています。


①飼育全般が知りたい

「幸せなインコの育て方」

■磯崎哲也氏:大泉書店:1,200円

■この一冊にあらゆる基礎知識が高いレベルで網羅されています。オールカラーで大変わかりやすく、しつけや鳥専門医監修による医学要素の配分もとてもバランスが良いです。ケージの横に常備したい一冊です。

「はじめましてインコ」

■松本莊志氏:池田書店:1,000円

■シンプルな装丁で、インコを知ることから始まりインコの仕草から飼育方法、病気予防まで順序だてた紙面構成は大変読みやすいです。ページ数も少なめなので、持ち歩いて隙間時間を使った飼育勉強にもうってつけです。

「インコの飼い方図鑑」

■BIRDSTORY氏/寄崎まりを氏:朝日新聞出版:1,100円

■図鑑と言っても、かわいいイラストインコたちが全ページでゆる~く活躍してくれる、遊園地のような図鑑です。もちろん抑えるべき基礎知識も豊富で、さらにおまけページも見どころでコスパ最高です。

「小鳥のお医者さん」(復刻改訂版)

■さくらまこ氏/真田直子氏/真田靖幸氏:TSUBASA:1,100円

■1998年初版発行の全ページ漫画・イラストの草分け的存在です。出版社都合で絶版したものをTSUBASAが復刻改訂版として再発行。鳥専門医の監修のもとQ&A方式でわかりやすく解説しているバイブル本です。

「オカメインコ完全飼育」

■すずき莉萌氏:誠文堂新光社:2,000円

■オカメインコに特化した、全ページ光沢紙の高級感のある飼育本です。オカメインコ特有のコミュニケーションや病気など、一般本より深い視点が豊富で、200ページを超える内容は読み応え抜群です。

②専門的にもっと知りたい

「鳥のお医者さんの ためになる つぶやき集」

■海老沢和荘氏:グラフィック社:1,500円

■ツイッターのつぶやきでも大変有名な、横浜小鳥の病院院長海老沢氏による「つぶやき集」で医学系の最新情報が満載です。本書と併せてツイッターフォローとセミナー参加で情報のアップデートは完璧です。

「長生きする鳥の育て方」

■細川博昭氏:誠文堂新光社:1,600円

■鳥を飼うということを身近なストーリーとしてイメージしやすい構成で、全体を通して「なぜ」「その理由」が明確です。読後に飼育に対する考え方がガラッと変わる方も多いと思える、心に響く一冊です。

「うちの鳥の老いじたく」

■細川博昭氏:誠文堂新光社:1,600円

■高齢化は人間だけではありません。いよいよインコ飼育も高齢化と向き合う時代に突入しました。その時の心構えがこの一冊でイメージできます。本当の幸せを考えることができ、気持ちの交通整理ができます。

「遊んでしつけるインコの本」

■青木愛弓氏:誠文堂新光社:1,600円

■購入した当時は、まだYoutubeなどによる「しつけ」の動画やオンラインセミナーなどは見かけませんでしたので、写真が多い紙面構成で大変参考になりました。行動学の専門家による視点は奥が深いです。

「飼鳥のペレット読本」(改訂版)

■真田直子氏:TSUBASA出版:1,320円

■ペレットに特化した超専門書です。飼鳥の栄養編、ペレット編、総合編の三部構成で、非常に精緻なデータをもとに、各社ペレットの栄養比較や、目的別推奨品など役立つ情報が目白押しです。

「飼鳥のペレット読本」(改訂版)

「愛鳥のための手作り飼育グッズ」

■武田毅氏:誠文堂新光社:1,500円

■元エンジニアの著者が、遊び心とアイデアたっぷりの飼育グッズの作り方を、一から丁寧に紹介しています。用意する道具も解説があるので、初めての方でも不安がありません

「インコのための最高のお世話」

■石綿美香氏/寄崎まりを氏:新星出版社:1,500円

インコの行動には理由がある・・飼育ではなくお世話の視点、その当たり前のことに一から気づかせてくれる、行動学をベースにした極めて論理的・科学的なエビデンスに満ちた一冊です。かんみさんのかわいすぎるイラストとのギャップがもはやクセになる誌面構成に感服です。190ページ一気読みですよ。

③インコの気持ちが知りたい

「必ず知っておきたいインコのきもち」

■松本莊志氏:メイツ出版:1,630円

「問題行動」はインコが愛にあふれているから、という考え方で、その仕草や理由、対処方法を紐解きます。そして、インコ特有の医学的な特徴も踏まえて丁寧に解説されており、ボリューム満点の一冊です。

「必ず知っておきたいインコのきもち」増補改訂版

■松本莊志氏:メイツ出版:1,650円

■2013年に初版発行後、2019年に新版を発行(上記の本)。そして2023年に増補改訂版としてリニューアル登場しました。いかに愛鳥家さんから親しまれているかがわかる、超ロングセラーの最新版です。肥満や暑さ対策、老長とのセカンドバードライフなどが追記されました。

マンガでわかる インコオウムのきもち

■BIRDSTORY氏/海老沢和荘氏:大泉書店:1,000円

■ポケットに収まる小型本です。右側のページにかわいいイラスト漫画でインコの行動を提起し、次ページで解説していく構成です。内容は深く充実しているのに、とてもテンポよく読むことができます

「とりほん」

■磯崎哲也氏:西東社:1,100円

■100個のシチュエーションに対し、飼い鳥の本音がわかる本です。右側のページにイラスト漫画、次ページで解説という構成で、最後に飼鳥の本音が記載されていてます。イラストはすこぶるかわいいです。

「インコドリル」

■三輪恭嗣氏:新星出版社:1,000円

■インコの学校が舞台です。穴埋め問題形式のドリルで、本当に問題を解いているかのように楽しく勉強することができます。ふんわり系のイラストがとてもかわいらしく、それを見るだけでも価値ありです。

「インコ語レッスン帖」

■磯崎哲也氏:大泉書店:950円

■インコの仕草100問100答で、イラスト重視でとても読みやすい構成です。また、4コマ漫画やコラムも充実していて、楽しく勉強を進めながらいつの間にか知識が豊富になっている、お得な一冊です。

「とりのほんね」

■磯崎哲也氏:東京書店:1,320円

■コミカルな漫画が主体で、軽快に楽しく知識を習得できます。自分知識のアップデートに最適です。思い込みや勘違いを鳥さん仲間が愉快に指摘してくれます。

「うちのインコ」

■コンパニオンバード編集部:誠文堂新光社:1,000円

■思わずくすっと笑ってしまう、インコあるあるの画像集です。150個のあるあと6個のないない、計156個のネタで思いっきり癒されてストレス発散してください。

④エピソードが知りたい

「鳥のはなし」

■松本莊志氏:WAVE出版:1,400円

■著者松本氏が代表を務めるTSUBASAの、飼い鳥の保護やレスキュー場面で、実際に起こった心に響く11のエピソード集です。その場面を想像し共感できるものばかりで、心が洗われます。

「インコの手紙」(完全版)

■あきばたまみ:経済界:1,000円

■独創的なタッチの素敵な絵本です。同じ思いをしたことがある愛鳥家さんは、涙腺崩壊間違いなしです。これ以上はコメントできません・・

⑤野鳥や鳥類について知りたい

「鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ。」

■川上和人氏:新潮社:1,400円

■タイトルからして読む気にさせる一冊。鳥類学者の川上氏の書きぶりはもはや芸術的(笑)で、文章を読ませるテクニックに感動すら覚えます。無人島調査の話は、NHKでも放映されていました。

「トリノトリビア」

■川上和人氏/マツダユカ氏:西東社:1,200円

■野鳥を中心とした、ちょっと貴重なあるあるネタです。漫画は独特のスタイルとジョークが効いていて大変楽しく、種明かしでさらに勉強になる、一粒で二度おいしいアーモンドキャラメルのような一冊です。

「カラスの教科書」

■松原始氏:講談社文庫:720円

■カラスを愛してやまない動物行動学者の松原氏による、全方位的カラスの生態Q&Aです。ところどころにイラストやコメントがあり、読みやすく本当に面白いです。何より、カラスが大好きになります

「ひと目で見分ける287種 野鳥ポケット図鑑」

■久保田修氏:新潮文庫:710円

■イラスト図解で、全国生息地の地域と高度が表示されているのが特徴です。イラストならではの個体の部分コメントが野鳥観察にとても役立ちます。薄型のポケットタイプで持ち運びも簡単です。

「日本の鳥300」(改訂版)

■叶内拓哉氏:文一総合出版:1,200円

■厚めでしっかりした作りの、オールカラー写真のポケットブックです。写真も一種ごとに複数枚あるので、本格的なバードウォッチングのお供に最適。眺めているだけでもワクワクする図鑑です。

いかがでしょうか?くれぐれも、100%個人見解ですのでご了承ください。

犬や猫に比べて少なめとはいっても、まだまだ多くの書籍があり、私も新たな出会いを日々模索中ですので、このような情報交換ができると嬉しいです。

ネットだけでも十分飼育知識が手に入る時代になりましたが、手元ですぐに確かめられる安心感は他には変えられませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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