オカメインコは、その愛らしい容姿と高い学習能力、優れたコミュニケーション力から、超大人気のインコです。ただし、実はインコではなくオウムなので、ややこしいですね(笑)
さて、オカメインコには、多種多様な色変わり品種が存在していますが、もともとは原種の「ノーマル」から羽色に関する様々な遺伝の変化により生み出されています。ここでは、代表的な色変わり品種とその特徴についてご紹介します。
【関連記事】インコの種類
【関連記事】インコの種類 ルチノー特集
【関連記事】セキセイインコの種類
オカメインコの代表的な品種9選
ノーマル
オカメインコの原種であり、自然な色合いが魅力です。オスは灰色がかった体色に黄色い頬、メスは全体的に褐色がかっています。
ルチノー
全体が黄色みがかった白色で、頬はオレンジ色です。黒色色素が欠乏しているため、目が赤く、足や嘴もピンク色をしているのが特徴です。頭部にお禿げがあるのも特徴です。
パール
羽毛に部分的に色素が欠けており、斑点模様が入るのが特徴です。品種によって模様の出方が異なります。
パイド
羽毛の一部が白く抜け落ちたような斑模様が入ります。品種によって模様の入り方が異なり、個体差が大きいのが特徴です。
ホワイトフェイス
顔が白いのが特徴で、上品な印象を与えます。体色はグレーとホワイトが混ざりあっていて、チークパッチがありません。
シナモン
ノーマルよりも黄色みが強く、グレーではなく体全体が茶色っぽい温かみのある色合いです。
エメラルド
シナモンよりもさらに黄色みが強く、緑がかったオリーブカラーが特徴です。
ファロー
シナモンよりも色合いが薄く、赤い目が特徴です。チークパッチのカラーが濃いのが特徴です。
パステルフェイス
顔の色合いが淡く、チークパッチも薄く黄色っぽいのが特徴です。
オカメインコの品種についての豆知識
上記の他にも、様々な品種が存在します。例えば、パールとパイドを掛け合わせた「パールパイド」など、組み合わせによって多様なバリエーションが生まれています。
色変わり品種〔メインの16種〕
原種のノーマルから派生したオカメインコの色変わり品種は、16種であるとしてこちらの文献〔A Guide to Colour Mutations and Genetics in Parrots〕に紹介されていました。
ホワイトフェイス
パステルフェイス
イエローフェイス
パール
ルチノー(伴性遺伝)
ルチノー(常染色体遺伝)
シナモン
ファロー
プラチナ
エメラルド(オリーブ)
パステルシルバー
ドミナントシルバー
スパングルシルバー
レセッシブパイド
レセッシブシルバー
ウエストコーストシルバー
遺伝子の組み合わせで派生した品種例
実際は色変わり品種同士の交配などで、日々新しい品種が生まれています。そんな新しい品種に出会うこともオカメインコ飼育の楽しみのひとつですが、こちらにいくつかご紹介します。
(呼称が短い順に並べてみました)
アルビノ
パールパイド
シナモンパールパイド
ホワイトフェイスシルバー
イエローフェイスファロー
パステルフェイスファロー
ホワイトフェイスパステル
パステルフェイスエメラルド
ホワイトフェイスシナモンパイド
レセッシブシルバーパールパイド
ホワイトフェイスレセッシブシルバー
ドミナントイエローチークエメラルド
ホワイトフェイスシナモンパールパイド
パステルフェイスドミナントシルバーダブルファクター
ホワイトフェイスドミナントシルバーパイドシングルファクター
※呼称だけで想像できた方はプロですね・・
補足
- オカメインコの品種は、日々新しいものが誕生しています。
- 上記のご紹介はあくまで一例であり、個体によって羽色や模様は異なります。
- 品種交配が複雑になっていくと品種が異なるのに見た目が似ている場合もあるため、正確な遺伝情報が伴わないと見た目だけでは正確に品種が判別できないケースもあるようです。
- また、品種の呼称については団体やブリーダーさんによっても異なることがありますのでご了承ください。
【最後に】
インコたちの魅力が少しでお伝えできていれば幸いです!
なお、当ブログは十分内容を精査しておりますが、あくまで独自調査につき内容の齟齬や経年変化などが否定できないことをご了承くださいませ。
【関連記事】インコの種類
【関連記事】インコの種類 ルチノー特集
【関連記事】セキセイインコの種類
【関連記事】インコの飼育本 テーマ別おすすめ!
【関連記事】インコグッズあれこれ